こんにちは、健康管理士きよた です。

最近、若年層でも増えてきた認知症。これっていったい何が原因なのでしょうか。そして、認知症にはどんな症状がるのでしょうか。今回は『認知症』についてお教えしていきます。

認知症とは

認知症とは、正常だった脳が、後天的な原因で記憶障害や判断力の低下など、様々な障害が起こる状態のことです。これは、老化や加齢が原因で物忘れが酷くなったや物覚えが悪くなったというものは含まず、病気が原因で脳の働きの低下のみをいい、日常生活にも支障をきたす程を指しています。

これに対して先天的(生まれながら)に脳に障害があり、運動面や知的発達面での障害は「知的障害」と呼び、先天的に認知の障害がある場合は「認知障害」といいます。

他には、アルツハイマー型認知症というのがあります。これは、「変性疾患」と呼ばれ、脳の神経細胞がゆっくりと死んでいく病気です。その結果、脳の細胞が変性したり消えてなくなったりして、脳が縮み認知症を発症します。

認知症の主な原因

認知症にはいくつかのタイプがあり、それを引き起こす病気も様々です。主なものとして、脳の神経細胞が死滅していく原因不明のアルツハイマーと、脳出血や脳梗塞などによる脳血管障害に分けられます。

認知症で一番多い原因がアルツハイマーで、これは認知症を発症している人の半数以上を占めています。次いでおこる原因は脳血管障害です。脳血管障害とは脳梗塞や脳出血、クモ膜化出血などの病気で、血管の異常により脳に障害をおこすものです。

他には、アルツハイマーと脳血管障害の合併でおこるものもあります。

※アルツハイマー病とは何か

アルツハイマー病は、脳の神経細胞が死滅していく病気です。

脳には約1兆個の神経細胞(ニューロン)があり、神経伝達物質がが神経細胞の間に情報を行き来するというネットワークをつくっています。このネットワークに「老人斑」や「神経原線維変化」が増えるとネットワーク間が崩壊し、脳が萎縮していきます。結果、アルツハイマーとなるのです。

以下は健康な脳(左)とアルツハイマー(右)との比較画像です。

アルツハイマーの脳

引用:ウィキペディア アルツハイマー

まとめますと、認知症の原因は以下の通りです。

  • アルツハイマー
  • 脳血管障害

アルツハイマーは原因不明なので防ぎようがないのですが、脳血管障害は日頃の生活で脳を活発的に使えば、どうにかなるというのが健康管理士である僕の見解です。脳は筋肉と同じですし、最近の研究では脳細胞を使えば増えるといわれています。

最近、脳血管障害が多いですが、仮にそうなったとしても脳を使うことや運動などを行い、認知症を防ぐよう努力すべきでしょう。

認知症の症状とは

認知症の症状には大きく分けて2つあります。

1つは記憶障害と認知機能障害を中心にした「中核症状」です。中核症状は、脳の機能が失われたために発生する症状です。

もう1つの症状は、本人の性格や環境の変化などが加わっておこる「周辺症状」です。これは発症者次第によるので、症状が多岐にわたり、多数の症状が同時にみられる場合があります。

中核症状が段階を踏んで進行していくのに対し、周辺症状は初期と中期で症状が大きく変化するのが特徴です。認知症の悪化を防ぐには、人と会話したり、外出や適度な運動など、脳に刺激を与えることが良いとされています。

以下に「中核症状」と「周辺症状」をまとめてみました。

中核症状

記憶障害 者を覚えたり、記憶することができなくなる障害。古い記憶ではなく新しい記憶ができなくなるのが特徴です。進行すれば覚えていた情報まで忘れてしまいます。
見当識障害 見当識障害はかなり早い段階でみられる障害です。時間や場所、周囲の状況などが正しく認識できなくなります。
実行機能障害 実行機能障害は、物事を論理的に考えたり、段取りを立てて実行することができなくなったり、判断力が低下する障害です。認知症になるとこの機能が低下していきます。
その他 失語、失行、理解・判断力の低下など

次は周辺症状です。

周辺症状

不安・イライラ 認知症よる不自由さから、不安やイライラが生じることがあります。これらの感情がおきると攻撃的な行動や発言になったり、家族に依存が強まる傾向があります。
幻覚・妄想 あるはずの無いものが見えたり、聞こえたりします。また妄想を抱くようになり、特に多いのが被害妄想です。身近な人を疑って疑心暗鬼になります。
興奮・暴力 感情をコントロールできなくなるので、人に対して暴力をふるう場合があります。また暴言や大声での威嚇などにもなるケースもあります。
その他 鬱状態、徘徊、不潔行為など

以上が認知症の症状です。認知症になったら本人はなかなか気づきません。周りの気遣いが大事です。ちょっと変わったなと思ったら、病院で診断を仰ぎましょう。

次回は、認知症の予防法について書いていきます。

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